T.Yさん2017年入社
工作グループ 塗装チーム
出身地
高知県
学部学科
造船科卒業
高校では造船部の部活に打ち込みました。
実は母校がソーラーボートレースの全国大会「柳川Solar Boat」の常連で、僕も主にメカニック担当で3年連続出場。3年の時には、社会人や大学生のチームを抑えて2種目を制覇できました。
もちろん造船科なので、溶接や製図の実習、木造船の建造など、船づくりの基礎知識も幅広く習得。就活でも造船業に絞り、工場見学の時に「明るい雰囲気で働きやすそう」と感じた多度津造船を選びました。
高校の先輩が何人も活躍中で「高知県外に出るならウチがいいよ」とアドバイスをもらったのも、安心感につながりました。
仕事内容
メインの仕事は、協力会社さんにお願いしている塗装作業の工程管理とQC(品質管理)です。
船の外回りや甲板はもちろん、車を載せる12層構造のカーデッキを含めて船内もすべて塗装するので、塗装する延べ面積も作業量も膨大。ちょっとペンキを…というレベルじゃない、スケールの大きな仕事です。その膨大な作業を、協力会社さんと細かく打合せしながら前に進めていきます。
それからQCというのは、塗装作業の品質・出来栄えをチェックする仕事で、塗料が決められた厚さでまんべんなく塗られているかどうか、膜厚計を使って検査します。新人の頃は厚さを間違える失敗もあったけど、今はそんなことはありません(笑)。
いろいろ目を配って、予定通りに仕事が進むと、やっぱりうれしいですね。
仕事の面白さ・やりがい
作業量が膨大なので、5社の協力会社さんに作業を割り振って進めてもらっています。
作業手順等で協力会社さんにお願いする場面も多いのですが、作業員さんは年上の方ばかりで、中には自分の父親やそれ以上の年代の人も。最初は「やりにくいかも」と思ったけど、皆さん言いたいことは遠慮なく言ってくれるので(笑)、こちらからも何でもお願いできる関係です。
会社は違うけど、同じ船をつくる仲間という感じで、人間関係のストレスはほぼないですね。
そこは正直、入社前は少し不安だったので、多度津造船に入ってよかったと思えるポイントでもあります。
今後の目標
仕事全体のレベル、特にQCのスキルを上げたいですね。
部位によっても違いますが、塗装は1回で終わりじゃなく、4回、5回と塗り重ねていきます。使う塗料や膜厚の規定もそのつど変わります。塗料は腐食防止、錆防止など、それぞれ目的が違いますが、まだ十分には理解していないので、その勉強も必要でしょう。
入社以来、現在建造中のPCC(自動車運搬船)を含めて10隻近い船の塗装に関わってきました。どの船も、世界中の海で活躍しています。ふだんは意識しないけど、考えてみたらスゴイことだな、と。
今までもこれからも、その手ごたえを忘れないようにしたいですね。
やっぱり人間関係ですね。
先輩後輩の変な上下関係のようなものがなく、雑談中に先輩をいじっても大丈夫な感じです。
協力会社さんとも、以前はワールドカップ、最近はWBCの話題で普通に盛り上がりました。
気楽に話せる間柄だから、仕事中もお互い遠慮なく言いたいことが言えるのかな、とも思いますね。
最近の週末は、地元の高知に帰省するか、ライブに行くかの二択ですね。実家まで車で1時間半くらいだから、けっこう気軽に帰っています。
会社の独身寮に住んでいるのですが、寮費は光熱費込みで月5500円。車の頭金もわりとすぐ貯まりました。
でもライブによく行くので貯金はなかなか…コロナで中止が続いた8月のモンバス(モンスターバッシュ)も再開になったし、貯金はもうちょっと先になりそうですね。
ふだんの休日は宇多津のイオンに映画を見に行ったり、寮でゆっくり過ごしています。
1日のスケジュール
進捗状況と1日の仕事の流れを確認します。
規定の膜厚で塗装できているかどうかを膜厚計を使ってチェックします。
この日は、主に車を載せるカーデッキ部分のブロックの膜厚を計測。
昼食はほぼ毎日社員食堂で。1食200円。
ごはんとみそ汁がおかわり自由なので、がっつり食べたい日も大丈夫。
月2回ほど、18時半ごろまで現場に残る当番が回ってきます。
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