S.Kさん2022年入社
工作グループ 組立チーム
出身地
香川県
学部学科
経営学部経営学科卒業
多度津造船を選んだ決め手は、転勤がないこと。
もともと地元就職を希望していて、就活も香川県内の企業に絞っていました。地元企業でありながら、世界中の海で活躍する船づくりに関われることも魅力でした。
工場見学では、ちょうど建造中だった6万4千トンのバルクキャリアを見上げながら、この仕事のスケールの大きさを実感。ここで働きたい!という気持ちが固まりました。
実は父も造船会社に勤めていて、船や造船業は子どもの頃から身近な存在でした。多度津造船に入社したのは、自分にとってはごく自然な選択だったと思います。
仕事内容
たとえば自動車のボディは、いくつものパーツを組み合わせて造りますよね。同じように船体も、数百以上もの鋼板ブロックを溶接してつなぎ合わせ、クレーンを使って組み上げます。この工程を取り仕切るのが組立チーム。
日々の仕事は、作業場(業界用語で「定盤(じょうばん)」)での作業内容や進捗状況を管理することです。
仕事の遅れや不具合が生じたら、各定盤の担当者に「どうしたらいいと思います?」と問いかけながら、解決策を探ります。
たくさんの仲間と一緒になって船を形にしていく毎日。世の中には1人とか少人数でできる仕事もあると思うけど、僕は断然、大勢で取り組む船づくりの仕事が性に合っています。
仕事の面白さ・やりがい
日々チェックする作業量は膨大で、とても覚えきれません。
そこでExcelで作った配置図に、定盤ごとの進捗状況を書き込んだ「定盤表」を作成して、現場に携行。またグレーチング(落下防止柵)や梯子など、船体に取り付ける艤装(ぎそう)品の作業に際し、「いちいち図面を開いて探すのが大変」という現場の声に応えて、関連部材と施工ポイントをまとめた一覧表を作成したことも。
おかげで仕事がスムーズに進むようになったのはもちろん、定盤表は上司の係長から「面白いもん作りよんなー」、一覧表は協力会社さんから「助かるわー」と言ってもらえました。
どうすれば作業効率が上がるか。どうすれば現場がより作業しやすくなるか。やっぱり任された仕事をただこなすだけじゃ面白くないので、常に新しい工夫を心がけています。
父が以前、「自分のやり方は自分で見つけるもんだ」と話していました。その意味が今、わかる気がします。
係長も常々「仕事のやり方は好きなように工夫していいよ」と。これからも日々考え、いい意味で、もっと仕事を楽しみたいと思います。
今後の目標
何年先になるかわかりませんが、多度津造船の仕事の流れをある程度わかるようになって、他の工程も含めて全体を動かせるような広い視野とスキルを身に付けられたらいいな、と思っています。仕事に慣れるにつれて、そんなことを考えるようになりました。
そのためにも、まずは組立チームの業務をしっかり覚えるのが先決。先輩たちのレベルに少しでも追いつけるよう、頑張ります。
今は係長が担当している工程表の作成を、なるべく早い段階で任されること。それも、ここ数年のうちに達成したい目標のひとつです。
社員一人ひとりを尊重してくれるところですね。さきほどお話しした定盤表や一覧表も、上司や先輩が話をしっかり聞いてくれて、意見を尊重してくれる空気があるからこそ実現できたんだと思います。
研修で全工程を体験する中で、組立チームを選びました。
文系学部出身なので、機械や電気電子の素養が求められる機電装とかはさすがに難しそうだけど、組立なら経験でカバーできそうだ、とも考えました。
今のところ、思った通り日々経験を積みながら前に進めていると思います。
結婚しているので、週末はだいたい妻と過ごしています。自宅でゆっくりしたり、一緒に食事に行ったり。
結婚したのは大学を卒業してからすぐ。子どもはまだ、これからですね。今は賃貸生活ですが、できれば3年後くらいには家を建てたいと思っています。
それから、時々は愛車ジムニーでキャンプにも出かけます。キャンプ友達が何人もいるので、キャンプに行くことが多いです。
海でも山でも、キャンプの場所選びに困ることはないですね。
1日のスケジュール
社員食堂の定食が定番。200円プラスしてうどんを食べる人も
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