私たち多度津造船は、1973年に操業を開始し、2015年に今治造船グループの一員として新たなスタートを切りました。
今治造船グループは四半世紀近くにわたって「建造量日本一」の地位を維持し、世界でも常にトップ5に数えられる実績を誇る造船企業グループです。
それぞれに個性豊かな工場群の中でも、多度津造船は長大なドックを有する特性から、丸亀工場や西条工場と並ぶ基幹ヤードのひとつに位置付けられ、大型船を中心に多数の船舶を世界中に送り出してきました。
近年のトピックとしては、LNG燃料自動車運搬船として注目を集めたPCC-Lの連続建造が挙げられます。
ドックで海上試運転を待つ船の背後には、常に数隻の新造船が待機しており、製図室で、工場で、ヤード上の各定盤で、経験豊富な技術者と百戦錬磨の技能工たちが、それぞれの持ち場で今日も、真摯な汗を流しています。
これからも多度津造船は、受け継がれた匠の技術を磨き、環境に優しい新時代の海上輸送システムを追求しながら、次世代に向けた造船の可能性に挑戦し続けます。